インドのアーユルヴェーダドクター達の脈診や、その他の古来からの診断法の不思議さと正確さに強い感動を覚え、さらに、アーユルヴェーダの勉強を深めたい想いが強まって行きました。インドと日本を行き来し、4つの施設で5回勉強しました。気がつけば、好きが高じて、アーユルヴェーダの講座やトリートメントなどのお仕事依頼も頂くようになりました。

ある日、セミナー資料の参考にと、海外のWebサイトをネットサーフィンしていました。その時、アーユルヴェーダ脈測定器なるモノを開発したと、ロシアのWebサイト書いてあるのを見てしまい、仕事から横道に反れて、そのサイトに立ち寄ってしまいました。

インドのスーパードクターの驚異の脈診を見たことのあるわたしは、機械での脈測定には、甚だ懐疑的でした。そういう気持ちで、記事を見てみると、ナント!アメリカで、とてもリスペクトされている、

ドクター・ヴァサント・ラッドが、脈測定器を手に持ち、にっこりと笑っておられ、その横には、開発者のロシアの社長。ラッド先生には、日本で数日間セミナーに参加させて頂いた事があり、その知識はもちろん、お人柄の素晴らしさにすっかりファンになった方でした。これは!本物かもしれない!と一気に記事を読み上げました。

記事の中で、ラッド先生は、これまで、多くの研究者達が、脈測定器を開発したと、私のところへ持ってきたが、今回のこのデバイスが初めて、私のハンドでの脈診とほぼ同じ結果を出せたモノである。とコメントしておられました。

これは、大変なニュースだ! 絶対に入手せねばならない! と思い、ロシアの開発社に問い合わせをし、

デバイスを入手致しました。しかし、日本に生まれ、お客様は神様です!というような文化が当たり前のわたしには、ロシアの不親切さは、デバイスの使用方法、データの解析を習得するに当たり、大変な忍耐を強いられる事となりました。

まず、届いたデバイスには、説明書は無し!メールで尋ねたら、スカイプで説明すると。そうしたところ、びっくり。専用ソフトウェアを、どこそこからダウンロードしろと。ダウンロードして、デバイスをPCに接続しても、まったく動かず。また、ロシアに連絡すると、パスワードを発行するから、それを入力せよと。えっ?パスワードが要るの?そういうのって、最初から、説明あるものじゃないんですか?!と

始めるだけでも、1度の問い合わせでは済まない手間のかかりよう。

さらに、測定を安定して行う技術や、何よりデータを解析する知識が必要だったので、これまた、ガリガリとロシアにスカイプ電話などしました。そうすると、ナント!有料で教えると!あり得ない。。。

日本では、その全てが、客側から、何も頼まなくても、当たり前に得られる初期サービスだからです。

それでも、どうしても、勉強したかったので、代金を支払いながら、夜な夜な、スカイプやウェビナーで、ロシアから操作と解析に必要な知識を少しずつ得て行きました。

得た知識を元に、友人などにテスト測定を行ってみたところ、予測よりも精度が高く、役に立つもので、皆、喜んでくれました。そして、これは、多くの人に役立つものかもしれない。と思い、脈読み活動を始めました。

ロシアからは、日々、脈測定器の世界への広がりの報告があるのですが、とても嬉しかったのが、アメリカ、ドイツのアーユルヴェーダユニオン、インドの抱きしめる聖者アンマのアーユルヴェーダ大学で、アーユルヴェーダドクター達のハンドによる脈診と、この脈測定器の診断結果の合致性を検証。

結果、85パーセント合致という報告がありました。これは、脈測定器の精度に信頼をおける。と感動しました。

脈読み活動を始めてから、気が付けば、800人ほどのカウンセリングをさせて頂きました。

わたし自身が、脈診断をできるのではなく、脈測定デバイスの出力するグラフができるだけなのですが、

それプラスわたしの人生経験などからアドバイスさせて頂き、カウンセリングの広がりがありました。

そして、体調の悪さの根っこには、必ず、心因的要素があると確信するに至りました。

そこから、アーユルヴェーダに拘らず、私の勉強した有効な健康改善法などをお伝えするようになりました。エドガー・ケイシー療法、波動測定器を持っている病院の紹介、時には、お祓いの僧侶まで。

その方にとって、有効だと思われる手法を選んでお伝えするようになりました。

今のわたしは、アーユルヴェーダが発端だけど、そこから世界のホリスティック医学、ヒーリングの有効な手法に目が向き始めています。

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