脈測定器が導き出す結果に沿って、お話を伺っていくと、高い確率で、お客様の体調不良の根底にある、精神的なストレスに行きつきます。そこからおススメする手法というのは、シロダーラがベスト。という事が多いです。

シロダーラは、頭部の疲れをとるのに良い。というのは、多くの方に知られてきていると思います。しかしながら、実は、首から下のボディにも良い影響を与えてくれます。

これまで、シロダーラを多くのお客様にさせて頂きましたが、みなさん、直後は、「頭がスッキリしました!」「目が楽になりました!」などと、頭部に関する効果に喜んで下さいますが、翌日以降、驚いたように、食欲や、手足の冷えの改善、万年咳が改善したなどの、別の報告を頂くことがよくあります。その理由について、とてもうまく説明しているインドのドクター達が書いた記事を翻訳して、ご紹介させて頂きたいと思います。

Easy Ayurveda.com の Why Shirodhara ? より

アーユルヴェーダは、人体を樹木が逆立ちした様子に例えています。根っこが上に在り、枝が下に向かっている。

人体を木に例えると、

頭は、木の根っこにあたり、胸郭と下腹部は、木の幹に当たります。手足は、木の枝にあたります。

根が樹木全体を慈養し、木のすべての活動と健康・幸福を司っています。頭は、全身の司令塔です。

頭は、体全体のメカニズムとエネルギーを制御している様々な部品や機械から構成されています。

頭は、全身のリモートコントロールを行っています。 “頭と神経、そして、すべての構成要素は、この物質世界に、 ―感覚器官― を経由して、魅了され、わたしたちの心を結び付けています。このような理由から、頭は ‘ウッタマンガ’ ― 身体内で最良の臓器― と呼ばれます。

頭は、全身とマインドを操作しており、脳と感覚器官で成り立っています。そしてそれらが、健康と幸福の枠組みの範疇に居る時、健康を維持しているのです。ですから、頭は、わたしたちの生命活動の為に、コントロールステーションを形成しているのです。私たちが、コントロールステーションを適切に扱う時

全身の機能もスムーズに動くのです。

別の言い方をすれば、心と体に関係する病気を取り除くには、私たちの頭と呼ばれるコントロールステーション(ウッタマンガ)に立ち戻る必要があり、最適な治療と投薬を用いて対処すべきなのです。

この事が、わたしたちに与える印象というのは、世界最古のアーユルヴェーダと呼ばれる生命科学は、かき乱された心、もしくは、それによって悪化した質病について、熟知している。というイメージです。心と体を個別に癒すというのは、包括医療的とは呼べません。心と体は、ひとつの生命体として扱うべきなのです。

頭とその構成要素をケアする事は、健康生活を維持する為には、必須な活動なのです。ムールダタイラ、ムールダニタイラの叡智の中に記述されている、シロアヴィアンガやその他のトリートメントを行うことによって、わたしたちのエネルギーシステムを、滋養し、元気づけ、リラックスさせ、楽にさせる事が必要なのです。

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