最初の脈測定では肝臓、胆のう、腎臓の経絡がエネルギー不足で、ピッタ(火のエネルギー)が上がっている、心包経絡のテンションが高すぎる、疲労度が高い、との意外な結果が出ました。肝臓、胆嚢は弱っていても分かりにくい臓器らしいそういえば最近急にアルコールが飲みづらくなっていた。疲れてるせいだとばかり思っていましたが、そうだったのかなぁと納得しました。

ハーブサウナでは、3つの臓器に効くハーブをセレクトしてもらいました。ハーブの蒸気で体表から、デトックスティーで内側から、ダブルで薬草摂取です。さらにケイシー療法をプラス。肝臓胆のうのある体の右側から背中に回り背面の腎臓の部分まで、ひまし油湿布をあてます。これで1時間ほど蒸されます。

蒸気が背中にちゃんと当たっているのか分かりにくいなと思っていた時、さとみ先生から、背中に手を当ててみてくださーいとのアドバイスかありました。当てるとちゃんと温かくなっていたので安心。背中は冷えていても自覚しにくい部位だそうです。またひとつ勉強になりました。ここに来ると毎回いろんな気づきがあります。

私はかなりの冷え症なので1時間のハーブサウナは至福の時間でした。外気温は上がっているのに体の内部は冷えていたらしく、全身から汗が始めはじわっと、時間がたつにつれタラタラ落ちてきました。これがとっても良い。普段の生活だと汗かくと気持ち悪かったりするのですがそれが全くなく、すがすがしいくらいの気持ちよさです。中からじんわり温まってきている感じです。処方してもらったハーブティがなんのひっかかりもなく体の中に入っていきます。寒い時期、ずっとこのままサウナの中で生活できればどんなに幸せか・・・。ここから出たくないくらいです。ポカポカどころではありません、まさに気分は肉まん。割ったらアツアツなあの感じ)

サウナから上がる時間になりました。湿布を貼っていた箇所を重曹の入ったお湯で拭いてもらいます。粘度が高いひまし油をしっかり取るためと、体から出た酸性の毒素を中和させる両方の効果があります。拭いてもらうとスッキリします。服を着て終了。

少し時間をおいて再度脈測定。肝臓、胆のう、心臓の経絡がしっかり回復、ピッタも落ち着いている。腎臓の経絡が他と比べてわずかしか上がらないのは、簡単には改善しにくい部分だからだそうです。そういえば鍼灸治療に通っていた時も、腎はなかなか改善しませんでした。トリートメント前の測定で、改善されたら良い箇所はかなりの割合で数値がよくなっていました。

積極的なスッキリ感や気持ちよさを求めるならマッサージには及びませんが、体を動かさないトリートメントがしたい時にはうってつけですね。内臓が軽い感覚、お腹あたりの心地良さ。マッサージで受ける体感とはまた違う、今まで感じたことのない内部からのソフトなアプローチでした。 マッサージが動的トリートメントなら、こちらは静的トリートメントといったところでしょうか。

私はひまし油セットを持っているのでセルフでひまし油湿布はできます。でも自分の家だと1時間横になっているとどうしても寝てしまったり、終わった後のふき取りや片付けが面倒だったりで結局ほとんど使わずです。気持ちの部分でも、やっている最中に終わったらあれしようとか、目に入ったものが気になったりで日常生活となかなか切り離せません。
サロンでやってもらうほうが断然自分の体感に集中できますし「何もしない時間」って逆に貴重かも。もちろんハーブサウナとの相乗効果の高さは言うまでもなく、です。 いつもならすぐ冷たくなる手足が家に着いても暖かく、食事はいつもよりもおいしく感じられるし夜も熟睡でした。

久しぶりの脈測定、今まで自分は胃腸が弱いとずっと信じていましたが、今回の結果ではそうでもないとのこと。確かに以前はそうでした。でも言われてみれば最近胃腸のトラブルがほとんどない。間違った思い込みに気づけてよかった!原因は他の場所にあるけれど胃腸に症状が出ることもあるのだとか。いつもながらさとみさんの説明は説得力あります。思い込みの払拭や自覚症状のない場所を多方面から診てもらえる脈診断のありがたさも再認識できました。